上等な安息日に欠かせない上等な人と物 Habanos Knot brewary sabbath
上等な人と物を紹介する、ハバノス・ラグジュアリークラブ
Habanos Luxury Club sends information on good Man.
この写真は木型(ラスト)と呼ばれる人間の足の形をした基本型、この型に靴の形をしたアッパーを抱き込ませていきます。 また靴の形の基本的な設計もこの木型をもとに作ります。
そして、さらに重要な靴自体のクオリティーを決定づける要素として、革素材があります。 この革素材の吟味やその原材料の品質が安定している事がシューメーカーにとっては大事なのであります
厳選した原材料の革を靴のアッパー各部に裁断する。この事をクリッキングといいます。 最近はこの作業はあまり手作業ではやらずに、金属製の抜き型でやる場合が多いのですが、 素材が良ければよいほどに手仕事によるカッティングが求められるようです。
それぞれの靴アッパーの個所が裁断された後に、それを縫い合わせる作業があります。 これがクロージングであります。この仕事の主役は女性たちです。 縫い合わされた靴のアッパーには裏地処理や芯地が付けられます。
木型には、インソールを装着させます(この写真の場合は靴の底側から見ています)。 靴の底面の端に沿って白く見えるのがリブです。 既製靴はこのリブが強力にインソールに接着されていて、 このリブにウエルトが縫いつけられます。
いよいよインソールを装着した木型に、縫製済みの靴のアッパーをかぶせて、 つり込み(ラスティング)という靴作りにおける独特の製造工程に入ります。
こちらは、古典的な手作業による釣り込みです。
ウエルトをマシンで縫い付けた直後の靴の状況がこれです。 一足にかかる時間はなんと約30秒?
そして、シャンクと呼ばれる土踏まず部の芯と、細かなコルクの充填材が靴のインソールとアウトソールの中間に挿入されます。
さらにアウトソール(本底)を仮止めしたあとに、マシンで縫い合わせます。この工程を出し縫い(だしぬい)といっています。
基本的には、底付け完了の後ヒールを付けて、さらに仕上げの工程に移ります。写真と説明だと単純そうですが各工程には、それぞれの熟練した能力が必要とされます。