上等な安息日に欠かせない上等な人と物 Habanos Knot brewary sabbath
上等な人と物を紹介する、ハバノス・ラグジュアリークラブ
Habanos Luxury Club sends information on good Man.
ウィーンと言えばハプスブルグ家、その名門ハプスブルグ家御用達の靴店が ルドルフ・シェア&ゾーネである。創業は1816年だが、しばらくの休眠期間 を経てから、近年その全貌が改めて注目され始めた。
1階のフロアにはトーネット社の高級家具が置かれ、シンプルな店内に は歴史的に重要な人物の木型などがガラスケース内に展示されている。 2階に続く階段には歴代の店主の写真が展示されている。
2階にはビスポークの用(既製靴ではない)オーダーサロンがある。 現在の店主マルクス・シェア氏(右下)は34歳。マイスターの資格を 持つ天才的な靴職人で今後が期待される。
このところ靴需要が増え始めたので、マルクス・シェア氏の親方で もあり祖父カール・シェア氏90歳も現役復帰。この人物こそが現存す る靴師の大物とされる。
木型の荒削りに使用する大型のハンドカッターも、見事に使いこなされていた。
仮履き用の靴をまず作り(左下)、その仮履き用の靴からさらに修正後 に本番の靴(右下)を製作する。かなり丁寧な靴作りである。
完成した靴にはシェアの刻印が入る。履き口には、かなり特徴をもたせている
ヒールカーブに直線的な美感を持たせ、またコバのステッチ処理の細か さや、靴のアッパーには一切ブラシをかけない。といった独自のクオリテ ィー基準を持っているのもルドルフ・シェア&ゾーネの特徴のようだ。