上等な安息日に欠かせない上等な人と物 Habanos Knot brewary sabbath
上等な人と物を紹介する、ハバノス・ラグジュアリークラブ
Habanos Luxury Club sends information on good Man.
1972年にこの店舗はウィーンに創業。私の記憶では1993年ぐらいに 東京・広尾にあった「コイーバ」というセレクト&テーラーで展開 したのが最初だと考えられる。当時はウィーンと言う事で舞踏会用 の正装のダンス靴として紹介されていたが、実は純然たる正統派の 靴作りをしてきた類まれなシューメーカーであることが、この取材 で判明した。
ゲオルグ・マテルナ氏、地道な努力とある程度の機械化をはかりなが らも、効率的にハイクオリティーな靴作りを進めてきた人物。顧客用の 木型がなんと約5000足とは驚きだ。
底まわりを仕上げる製造ライン。
当然ながらクリッキングやクロージングも店舗奥の工房にてミシン等 で行い、パンチングは手作業で、ひとつ毎に穴を開けている。
オーダー用のシートは、足を順次のせて片足づつ計測。このシートは足 の踏みつけ部の重量や力のかかる部分が濃く印字される特殊なカーボン紙 を利用したようなシートだ。
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こちらが注目のHOLZGENAGELTホルツゲナーゲルト。つまりラスティングの後、 カラゲ縫いをしてウエルトをペース(木釘)で装着させる。たぶんステッチングによるウエルト製法より古典的な作り方ではないか?と推測される。
さらに中モノ、シャンクを入れた後に、やはりペースで底付けまでも行なう。
こちらは通常のハンドソーン・ステッチによるウエルティング。ドイツ語では RAHMENGENAHT ラーメンゲネートといいウエルトの事をラーメンと呼ぶ。