上等な安息日に欠かせない上等な人と物 Habanos Knot brewary sabbath
上等な人と物を紹介する、ハバノス・ラグジュアリークラブ
Habanos Luxury Club sends information on good Man.
革靴の起源の一端は古代の狩猟民族が野山を駆け巡り、動物などを捕らえて食用とした後に、 残った表皮を加工して足に着せた原始的な履物が象徴的事例として伝えられている。
以来、靴は世界各地の気候風土に応じ、文明の発達とともにさまざまに進化を遂げたと考えられる。
やがて文明社会になると思想や宗教、人種の違いや領地の主権争いから紛争が起こり、戦いの為の丈夫で実用的な履物が発生した。
この必要不可欠な機能こそがすぐれた履物としての靴作りを生み出すきっかけとなったと思われる。
例えば悪路を歩くために靴はドロや水を避けなければならないわけであって、 16世紀末ぐらいに今では当たり前のヒールが靴に付くようになったと言われている。
そして現在の最高品質と言われている紳士革靴は19世紀後半からの西洋近代合理主義の時代にほぼ完成していた。
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さて、靴という漢字に秘められたもうひとつの大きな意味、それは「靴」の漢字を左右二つ分けてみると「革」が「化」ける」となる。
つまりは動物などの皮は、まだ表面を剥ぎ取った状態=生皮であり、その生皮を腐らないでしかも丈夫で経年変化できる状態に加工、 すなわち「なめす」行為が施された状態が「革」である。
したがって英語で皮は「スキン」、革は「レザー」となる。
その革をいろいろに変化させたり、組み合わせたりして作られる「革が化ける」というのが革靴の基本概念として考えられる。
その靴になるための靴作りは「靴製法」として様々な方法と、より複雑な形に進化発達、やがて多くの人間の足にとって履き易く、 歩きやすい靴として成立した。