キューバ共和国大使とルイス・ヴィグデン氏に聞く
1933年生まれのホセ・フェルナンデス・デ・コシーオ・ロドリゲス大使は、大学在学中に革命を経験し、
今年、キューバ革命勝利50周年を迎え、自らの人生をふりかえるように、ここ数年、キューバ経済がよい動向を示していると語る。
法務省に入省後、カナダ、英国の大使を歴任した経験から国連総会への参加にも加わるという国際派である。
大使は、笑みを浮かべながら数々の思い出を故国を懐かしむように話してくれる。

ホセ・フェルナンデス・デ・コシーオ
キューバ共和国駐日大使
我が国の革命は国民の生活の質の向上を目的としているので、保健医療のさらなる充実、また、
教育では人的資本の育成を最優先しているとおっしゃる。現在キューバでは、大学66校と200からなる科学研究施設があるというから面積に換算したら先進国以上なのかもしれない。
また、女性が社会の全ての分野に完全に進出しているという話を伺うと、ますますカリブ海エリアで識字率No.1
を誇るキューバ共和国の根底に流れる本質がみえてくるようだ。
そんな、大使は、キューバ共和国を代表する旅行会社「オリエンテス」の代表を務めたこともあり、
昨年は10%ほど増えた世界各国からの観光客に、「多様な自然、豊かな文化を安心して楽しむことが出来ますよ。」と話し、
さらに、「先進国に引けをとらない医療指標を持つわが国の医療サービスは、
旅人にも心強い頼りとなることでしょう。」とも話してくれる。

インターコンチネンタル商事
代表 ルイス・ヴィグデン
葉巻文化が、ヨーロッパを通じて世界各国へ広がることは、
キューバの文化が世界に広まることでもあるという大使の発言に、深くうなずくルイス・ヴィグデン氏もまた、
日本に「シガー・バー」というライフスタイルを根付かせてくれた功績者の一人としてよく知られる。
ルイス・ヴィグデン氏は、コロンブスが新大陸を発見した日からちょうど500年と言う節目にあたる1992年10月12日にこだわりの葉巻の専門店「シガークラブ」1号店をオープンさせた。
ルイス・ヴィグデン氏は、ここ数年の間にシガーの喫煙が単なる流行としてではなく、
「シガーのアロマを楽しむ文化」、「時を楽しむ文化」として日本でもようやく社会習慣として定着しはじめたことを心から喜んでいる。
シガーを嗜むことで、それは、シガーの芳香の中で癒されることはもちろん、同時に、
もっと自分の時間の中でリラックスし、さらに人生を楽しむ「時」を見いだし過ごすことが出来ると語る。
この10数年でようやく、「市民権」を得た感のある「シガー・バー」という言葉も、巷に広まったのは、
この「シガークラブ」が誕生してからに他ならない。
シガーにあこがれを抱いている「本物志向の大人」に「ライフスタイル」のひとつの提案としてヴィグデン氏は、
自分で時間をつくり、その中でシガーを楽しんで欲しいという。
「シガーを嗜むという儀式」が、そこにいる人々の精神を豊かにし、さらに向上させ、新たな信頼関係をも生み出すともいう。
「モノ」が溢れる現代で「葉巻を燻らす時間」だけが、唯一無二の安息を約束してくれ、シガーは、馥郁たる時間をさらに創造してくれる。
まるで、時が止まったかのようなハバナの情景を思い浮かべるかのように2人は時を過ごしていた。
更新日:2008/04/05
聞き手:Carlos Kawashima
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