11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバに由来するゴディバのトリュフとシャンパンのマリアージュをジェロボーム社のCEOである英国人のカール・ロビンソン氏に聞く。

ジェロボーム㈱ 代表取締役カール・ロビンソン氏
コロンブスが、新大陸を発見して葉巻をヨーロッパに持ち帰るのと同じ頃に、カカオもまた「木になるお金」としてその価値が見いだされる。
その後、ヨーロッパの至るところでまだチョコレートを飲んでいた頃、当時の文化人が集まるチョコレートハウスが、ロンドンに出現。それは上流階級の間で評判となり、たちまちエリートたちの会合の場所となってゆく。

チョコレートの至宝と評されるゴディバ
ベルギーのブラッセルでは、古くからチョコレート作りの中心地としてヨーロッパに知られ、ゴディバの創始者ジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルは、英国のレディ・ゴディバの 勇気と深い愛に感銘し、1926年ベルギーに誕生した自らのブランドに 「ゴディバ」の名を冠します。
季節のテーマや折々の出来事に題材を得て、創造性に富んだ粒チョコレートを次々と発表し、「ゴディバ」の名は瞬く間にベルギー中に拡がり、同時に、チョコレートは高級で個性的な嗜好品となっていった。
そんな、ゴディバとあわせるシャンパンのポル・ロジェは、1849年、シャンパーニュ地方エペルネに設立された家族経営のシャンパンメーカーとしてよく知られ、「気品と格調」を大切にし、クラシックなスタイルの伝統的なシャンパン造りを今も続けている。
妥協のない品質へのこだわりから最高級のシャンパンとして格付けされ、創業者一族が今なお経営を保っている数少ない老舗ブランドとして知られます。
また、酒、競馬、ノーベル文学賞、絵画と、「飲む、打つ、書く」の英国の宰相、ウィンストン・チャーチルの御用達としても有名で、なかでも47年物がお気に入りで、1965年に死ぬまでひたすらこれを飲んだという逸話も残っている。

ジェロボーム株式会社で取り扱う旗艦ブランド
「ポル・ロジェ・サー・ウィンストン・チャーチル」
とともに楽しむ
1947年は、パーカーをはじめとした、世界のワイン評論家がこぞって100点満点をつけたワインが生まれた良好年でもある。ヒュー・ジョンソンに至っては、この年のシュバル・ブランを賞して「明日、世界が滅びるとしたら、これを飲む」と言い切ったワインが生まれた年としてワイン好きには知られる。
そんな当たり年のシャンパンを愛飲したウィンストン・チャーチルに敬意を表してポル・ロジェ社は同社の最高級キュヴェに「サー・ウィンストン・チャーチル」と名前を付ける。
大感激したウィンストン・チャーチルは自分の馬に「ポル・ロジェ」と命名し、この馬が勝ったときは、ハバナ・シガーとポル・ロジェのマリアージュを心ゆくまで楽しんだことはいうまでもない。
英国の政治家ウインストン・チャーチル宰相を称えて造られた、ポル・ロジェ社自慢の最高級キュヴェ、「サー・ウィンストン・チャーチル」は、1975年から造られて、1996年は10番目のヴィンテージ。
最も低温で深い位置にあるセラーから生まれ、泡立ちが限りなく繊細で長く続き、桃や洋梨、ヴァニラなどのフローラルな香りと、蜂蜜やへーゼルナッツなどを思わせるコクのある味わいは、老舗のゴディバのトリュフとウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ロメオとジュリエット」
に由来するハバナ・シガーの“ロメオ・イ・フリエタ”の
ショート・チャーチル・サイズが良くあう。
更新日:2008/05/13
聞き手:Carlos Kawashima
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